【飛行機】楽しみな新規就航路線!

いつものように、海外も含めて面白い新規就航路線がないかな~と調べていました。
そんな中で見つけた、衝撃的なニュースが…

デルタ航空が関西~シアトル線を復活させるようです!機材はB767-300ER。
アメリカまでB767で飛べるの?と最初は思ったんですが、B767-300ERの航続距離は11,090km。地図に落とすと…

f:id:murio_vives:20180811231713p:plain

米国本土をほとんどカバー。ちょっと驚きました…。
B767の北米路線って、西海岸北部(ポートランド、シアトル、バンクーバー
くらいしか無いイメージだったので、航続距離もそこら辺だと思っていたんですが…。

デルタ航空は、今年の4月に大韓航空と共同運航を始めたばかり。

これを機に、日本路線が韓国路線に続々切り替わるか?と思っていたんですが、
日本、しかも大阪から新規就航とは驚きました。

ただ同時に、韓国線も強化していく模様。関西~シアトル線を発表する前日に、
デルタはこんなニュースリリースをしていました。

ソウル~ミネアポリス線の就航です。東アジアでは、ミネアポリス発着は
今まで日本線しかなかったんですが、韓国が名乗りをあげてきましたね。

f:id:murio_vives:20180811233412p:plain

ミネアポリスは、中西部の中でも西側、ミネソタ州の都市。
日本や韓国から来ると、ニューヨークやボストンのような北東部だけでなく、
ディズニーのあるオーランドなど南東部へもアクセスしやすいです。
空港自体も小さく、乗り換えに便利な空港です。
私もフロリダのディズニーに行ったときに、ミネアポリスで乗り換えました。

 f:id:murio_vives:20180811234033j:plain

昔から日本線が出ていたので、案内にも日本語が!
ここにハングルが加わる日も近いかもしれませんね。

デルタのハブを勝ち取るのは日本か韓国か!?
因縁の対決、目が離せませんね!

 

【仏教】四国遍路

さる三連休に、歩き遍路の区切り打ちをしてきました。既に歩きで結願しているのですが、
人生の目標が無くなってしまった気がして、再び歩き遍路を始めることにしたのでした。
今回は、その記録を書いておこうと思います。

出発が7時45分の飛行機なので、空港近くのゲストハウス扇子に前泊。
ドイツ人のスタッフとワールドカップの話で盛り上がりました。

搭乗したのは、ANA531便(羽田~高松)。最後に飛行機に乗ったのが1年以上前なので、
ちょっと緊張。地方都市へのフライトに772を充てるあたり、日本すごいな~と思いました。
まぁ、羽田の枠に余裕がないからなんですがね…。

f:id:murio_vives:20180721214544j:plain

スタートは、皆様にぜひ泊まっていただきたいゲストハウス「そらうみ」さんから!
ゲストと食事を囲んで話せるのが、ここの宿の大きな魅力です。特に、お遍路さんや
鉄道ファンなら、ここの宿主さんとは夜中まで話が尽きることはないでしょう…。

f:id:murio_vives:20180721214749j:plain

讃岐七富士の一つ、御厩富士を眺めながら東進すると、

f:id:murio_vives:20180721215510j:plain

第80番国分寺に到着。

f:id:murio_vives:20180721220005j:plain

途中で国道11号線を歩くことに。猪の「動物注意」看板がかわいい。猪突猛進という感じ。

f:id:murio_vives:20180721220358j:plain

予讃線をまたぐと、

f:id:murio_vives:20180721220433j:plain

第79番天皇寺に到着。

f:id:murio_vives:20180721220541j:plain

道中では、お大師様(空海)がお経を唱えて応援してくれたり、

f:id:murio_vives:20180721220647j:plain

道案内をしたりしてくれます。

f:id:murio_vives:20180721220750j:plain

西城秀樹のYMCAが物悲しげに流れる、時の止まった商店街を抜けると、

f:id:murio_vives:20180721220918j:plain

第79番郷照寺に到着。

f:id:murio_vives:20180721221008j:plain

郷照寺を出ると、本日のゴール、宇多津駅は目の前。

f:id:murio_vives:20180721221100j:plain

駅の案内を見ると、西讃地域では予讃線がまだ止まっているようでした。
それだけ被害の大きな豪雨だったんでしょうね…。
お寺でも、被災地の一日も早い復旧をお祈りしておきました。

f:id:murio_vives:20180721221504j:plain

今回は23kmを6.5時間かけて歩いたため、普通なら体力の消耗はそんなにないはずなのですが…。
なんせ暑い!おまけに、昨日はゲストハウスで盛り上がって寝不足。
というわけで、仏生山温泉で一休みすることに。

f:id:murio_vives:20180721221752j:plain

中の写真は撮れませんでしたが、おしゃれな外観にふさわしい、きれいなお風呂でした。
露天風呂は33度のぬるま湯で、浸かれば浸かるほど気持ちいい…。

本日のお宿は、待ってました、ゲストハウスそらうみ!今日も豪勢なお食事。
この後、炒飯やら餃子やら、いろいろと出てきました。お酒も進む進む。また泊まりに来ます!

f:id:murio_vives:20180721222012j:plain

 

 

 

 

【仏教】オウム真理教は仏教なのか

今年、四国遍路を徒歩で結願したのを機に、少しずつ仏教の勉強を始めるようになりました。といっても、佐々木閑氏の「ゴータマはいかにしてブッダとなったのか」と、
ワールポラ・ラーフラ氏の「ブッダが説いたこと」を読んだだけで、お釈迦様の時代の原典仏教に偏っていますが。

そんな中で飛び込んできた、麻原彰晃の死刑執行のニュース。
かねがね「人生に迷った人の受け皿がカルト教団ではいかん」と思っていましたが、オウム真理教が新興派の仏教として取り扱われていることに、大きな違和感が。
付け焼刃の知識しかない私でも、「オウム真理教…いや仏教ちゃうやろ…」って思う点が結構ありまして、ちょっとまとめることにしました。

 

1. 様々な事業で利益を上げる

オウム真理教はPC販売、建設・不動産業、飲食など、様々な事業を行っていたようですが…。
あれ?仏教のサンガ(お坊さんの集団)って、自分で事業をしちゃいけないんじゃなかったっけ?

ブッダの狙いは、街中を拠点とし、街の人から食事や衣服を恵んでもらうことで、修行者に「私は周りの人に生かされているんだなぁ」という念を抱かせること。諸法無我ですね。
オウム真理教は、自分たちの事業で営利を得て、山奥で化学兵器を開発していたわけです。ブッダの教えと真逆じゃないか…。

 

2. 超能力を得るために修行する

オウム真理教といえば空中浮遊だ!という人も多いのだとか(私は初めて知りましたが…)。麻原彰晃は「超能力者」を自称していました。
でも、ブッダは自身を「超能力者」だとは言いませんでした。これは、我は神の子というイエスや、我は預言者というムハンマドとも違いますね。

ブッダは悟りへの道を示しましたが、それは誰でも実行可能なものです。
-----
1. 苦しみからの解脱を「苦集滅道」の4つのステップに分ける
2. 苦の正体を「物質」「感覚」「意識」「意志」などの五蘊(色受想行識)に分ける
3. 苦を消すには八正道と戒律を守る
-----
非常にシンプルな教えです。特に、苦の正体を五蘊に分けたことは、20世紀に生まれた認知行動療法にも繋がる気がしていて、「何というブッダの先見の明!」と個人的には思います。
しかし、ブッダの教えを愚直に実行し続けるのは非常に難しい。
スプーンを曲げるユリ・ゲラーを超能力者といっても、イチローを超能力者という人はいないでしょう。麻原彰晃ブッダの違いはそこだろうな、と思っています。

 

3. 教えに従わない人に容赦しない

オウム真理教で最初の殺人事件は、脱会しようとした信者がターゲットだったそう。
しかし、当然ブッダはこのようなことはしませんでした。

ブッダジャイナ教祖の弟子に論戦を挑まれ、その弟子を論破。彼は仏教への改宗を申し出るのですが、
ブッダは「もう一回ゆっくりと考えておいで。今までの師匠の恩を忘れちゃだめだぞ」と再考を促したそう。
教義と相容れない(相容れなかった)人への対応が180度違いますね。

というわけで、個人的には「オウム真理教を仏教だなんて…絶対に言わないでほしいな~」と思います。
日本仏教を勉強したら類似点が見つかるのかもしれませんが…。それでも「オウム真理教=仏教」とは言いたくありません。
敬虔なムスリムやクリスチャンが、「ISIS=イスラム教じゃねーよ…」「KKKキリスト教じゃねーよ…」と嘆いているように。

【登山】伊吹山

今日は飛行機ではなく登山の話をします。

先週の日曜日、家から最寄りの百名山伊吹山を登ってきました!

近江長岡駅から

f:id:murio_vives:20180626200538j:plain

バスに乗って登山口まで行き、

f:id:murio_vives:20180626200548j:plain

1合目、

f:id:murio_vives:20180626200725j:plain

2合目、

f:id:murio_vives:20180626200738j:plain

3合目。

f:id:murio_vives:20180626200757j:plain

5合目までは普通の山道かハイキングコース、といった感じ。

f:id:murio_vives:20180626200818j:plain

しかし、5合目を過ぎると、この急斜面!

f:id:murio_vives:20180626200911j:plain

50度以上ありそうな斜面を、つづら折りに進んでいきます。
さながら植生のある富士山。5年前の富士登山を思い出してワクワクしてきました。

途中、小さな石が固まって岩のようになったものを発見!

f:id:murio_vives:20180626201005j:plain

これなんて言うんだろう、と家に帰って調べてみたら…。

さざれ石 - Wikipedia

君が代に出てくる「さざれ石」って、このことを指していたのか!
しかも、伊吹山が産地として有名と書いてある…。 いい勉強になりました。
確かに、この辺りは石灰岩がたくさんとれます。セメント工場もたくさん。
東海道本線の赤坂支線(大垣~美濃赤坂)も、石灰石の運搬用の路線ですからね~。

頂上はあいにくの曇り。おまけに強風だったので、
雨も降ってないのにカッパを羽織ってしまいました…。

f:id:murio_vives:20180626201839j:plain

標高1377mと、百名山の中では相当低い方ですが、

f:id:murio_vives:20180626201856j:plain

この高さでも気圧差でカップヌードルがパンパンに…。

f:id:murio_vives:20180626201144j:plain

というか、何で山頂で食べるカップヌードルってこんなにおいしいんですかね。

f:id:murio_vives:20180626201300j:plain

カップヌードルの店のマスター(中米系?)は、すごく気さくな人。
「待たせてゴメンネ~」と言いながら、アーモンドチョコくれた。また来ます。

f:id:murio_vives:20180626201449j:plain

富士山よりきついのは、帰りもこの岩肌を下ること。
別ルートの砂利道がない…。油断するとこけます。

f:id:murio_vives:20180626201604j:plain

下り始めてすぐはこんな天気だったのに、

f:id:murio_vives:20180626202145j:plain

5合目につく頃には快晴。カッパを羽織っていたのがウソのような暑さ。

f:id:murio_vives:20180626201710j:plain

この時間まで待てば、頂上からいい景色が見れたんじゃ…。

名古屋近郊に住んでいるので、次は御在所岳かな。
この夏には何とか、人生初の北アルプスに登ってみたいですね。

【飛行機】A350-1000 の最新の動向! part 2

先週の火曜日(2018年06月19日)、キャセイパシフィック航空が遂に!A350-1000の初号機を受領しました。
トゥールーズから香港へはバイオ燃料を使ってのフライトだったようですが、ロールスロイスのエンジンの環境性能をさらに引き立ててくれたことでしょう。

キャセイパシフィック航空は近年、長距離便を著しく増加させています。
2014年から、スペイン(バルセロナマドリード)、イギリス(ロンドン ガトウィック、マンチェスター)、スイス(チューリッヒ)、ベルギー(ブリュッセル)、
デンマークコペンハーゲン)、アイルランド(ダブリン)を開設。ヨーロッパ路線の増強が著しいですね。特にダブリンは、東アジア初の直行便。

南アフリカケープタウン)にも、2018年中に東アジア初の直行便を開設予定。
加えてアメリカ(ワシントンDC)にも、2018年の9月に直行便を開設予定。キャセイパシフィック航空で最長の、13,000kmを超えるフライトとなります。

このワシントン線に使われるのがA350-1000の初号機となる予定なのですが、その前に!搭乗員の訓練のため、2018年07月01日に、香港~台北線にてデビューの予定!
東アジア圏内の路線なので、日本語で搭乗記が読めるかも?私は乗りませんけどね…

 

ちなみにこの香港~台北線、世界で最も利用者数の多い国際線みたいですね!ご存知でしたか?

【飛行機】A350-1000 の最近の動向!

A350-1000 の最大離陸重量が引き上げられるらしいです。

現在の最大離陸重量(Maximum Take Off Weight : MTOW)は 311t ですが、それが 316t になるとのこと。と同時に、航続距離も 8,000 海里(14,816km)から 8,400 海里(15,557km)に! 特に設計変更は無いみたいです。

ちなみに、東京から15,557km というと…。南米大陸以外はどこでも行けますね。アフリカ大陸が全て射程圏内とは…。すごい…。

f:id:murio_vives:20180616200750p:plain

エアバスは、A350-1000 の初号機をカタール航空に引き渡したばかり。来週には、キャセイパシフィック航空に引き渡すみたいですね。カタール航空A350-900 に引き続き、A350-1000 のローンチカスタマーにもなりましたね!

 

さらに、A350-1000 が長距離を飛べるようになるかもしれません。エアバスが「A350-1000 ULR」の開発を検討しているようです。

カンタス航空は、オーストラリア(シドニーメルボルンブリスベン)から、北米大陸(ニューヨーク)、南米大陸リオデジャネイロ)、ヨーロッパ(ロンドン・パリ)、アフリカ大陸(ケープタウン)に、2022 年までに直行便を飛ばす計画を立てています。エアバスが言うには、「いま提案している A350-900 ULR に加えて、A350-1000 ULR というオプションもあるよ」とのこと。ボーイング 777X との熾烈な争いになりそうです…。

20 時間にもなる長時間のフライトを少しでも快適にするため、なんと機内に寝台を作る計画もあるとか! 昔の寝台特急に似ていて、なかなか良いですね。

A350-1000 ULR の開発、それを使ったカンタス航空の Ultra Long Range(超長距離)なフライト…。今後も目が離せません!